5年くらい前でしょうか、金沢市内のある庭先でイボタノキを見てから、
花や秋の実を見たさに何度かそこへ行くがなかなか期会に会えず残念に思っていました。
しかし昨年、福光町の道の駅でイボタノキを販売しており
「えっ!こんな所にあるわ」と思い、見るなり一鉢衝動買いした。
小鉢で枝も細く冬越は屋根雪が当たらぬ様にと見守る。
嬉しい事に5月20日頃から白いラッパ状の小花が咲き出し満開になりました。
ほのかにいい香りがしてきます。
イボタノキは日本各地の山野に分布し、細かい枝を密に付けるので生垣などにも良いとか。
この木の枝葉にイボタロウムシがつき、オスは体から白いロウを分泌します。
私共が襖や障子を納入するとき利用する固形のロウ(イボタロウ)はこの木についたものを
採取し固めた物です。