6月9日午後からは山中温泉へ。
「山中や 菊はたおらじ 湯のにおい」
有名な芭蕉の句です。又、民謡山中節、鶴仙渓の川床、
こおろぎ橋と渓谷の深い緑が美しい所でもあります。
今回同行の小林さん、柄本さんと3人で湯の町ゆげ街道をそぞろ歩く。
(山中温泉街も随分変わりました・・・)
途中、行列のできるお店『 肉のいづみや 』で並んでコロッケを買い、その場で頂いた。
うまい!! 山中温泉へ来たら是非食べてほしい。
『 お酒倶楽部 くぼで 』 で今回目的のカゴを一つ買い求める。
これは地元山中商工会女性部陣が製作、販売しているもので、
大きさが大小あり値段も手ごろである。縁に布が付き巾着の様に紐で締められるのもある。
私が買ったカゴはお弁当入れ用です。
帰りの集合場所は温泉街の中程にある菊の湯。
この名前も芭蕉の句から命名され、芭蕉が日本三名湯の一つと称賛したと伺う。
芭蕉ゆかりの飲泉場で足湯に入るながら一休み。
今回の研修では商店、企業が良くなるには自分の所だけでなく地域全体が元気にならないとダメで
又、「資金が無くても何か出来るはず」と、小さなことからコツコツ積み上げて行ったと伺った。
山代、山中、片山津、粟津の四温泉地が力を合わせ地域おこしを実行した結果今日の様になった。
失敗を繰り返したこともあったが皆で努力されたと伺い良いお話しを聞かせて頂いた。
2年後には北陸新幹線が開業し北陸地方に多くの人が来られることを期待し、同時に私達一人一人が
金沢だけでなく能登、加賀方面の歴史や文化への知識に理解を深めるべきであると思った。