イボタノキ・・・聞きなれない名前ですが、今が花見頃です。
イボタノキとは、モクセイ科の落葉花木で日本各地の山野に自生する。樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する「いぼた蝋(ロウ)」はロウソクの原料や日本刀の手入れに用いる。
先日、白い清楚な小さい花が咲いているイボタノキを見かけました。
花はキンモクセイに似た芳香があり、初夏が開花の時期。
晩秋には直径6㎝ほどの果実がなるそうです。
小枝は横向きに伸び、葉は対生し楕円形をしています。↓↓
木の幹に名前がついています。
(写真下↓)私どもが仕事上使用する、「イボタ」です。
主に襖や障子の敷居、又掛軸の表装過程でも「イボタ」を使用します。
5cm×4cmほどの小さい固形状の物です。
スキー専用のロウがあるように、襖や障子にも、スベリが良くなるための専用のロウがあり、
その原料がこの木に寄生するイボタロウムシの分泌物です。