お客様より先日襖に穴が開いて・・・と御電話を受けました。
早速伺うと・・・。
おやおや お子様が元気な?様でしたね。真ん中に大きな穴が開き向こうまで見えます。
心配そうな顔で 「新襖にしないと駄目ですかねぇ~?」 とお客様から相談を受け襖を見させて頂くと
下地を直せば大丈夫と思い引取させて貰い、 職人の山田に報告。
山田 「出来るだけ直してみる」 との返事でした。
穴の開いた所の下地組子の変形を直し、釘を打って固定させ、その上に凹凸が出来ない様に紙を当て、
次に受け貼をします。それから表となる襖紙を貼り、仕上がりとなります。
当社では襖の貼替時、既存の表紙は剥がし、受け貼をしてから表となる紙を貼ります。
お客様から預かった襖で貼替時表紙を1枚剥がすとその下に以前の襖紙がそのまま残っており、
もちろん受け貼などしてありません。
中には、2~3枚も重ねて貼り上げたのを時に見かけます。
襖の戸も重くなり、いろいろな施工法があります。
仕上がった襖です。小花のかわいい模様でお客様はきっと心がやさしい、ロマンチックな方を拝察します。
お客様に襖の模様を選んでいただきますと、色や模様で何となく性格が分かるような気がします。