金沢市広坂 アメリカ楓通り、その横の四高記念館辺りは今、紅葉が美しいです。
時折、車にて通りますが信号待ちのわずかな間でも時を惜しむ様に、そして楽しみを持って見ております。
11月8日は暦の上では立冬。この頃、炉開きをしますが、お茶の世界はお正月にあたり、おめでたいのです。
春と秋に開催される茶会に教室から5人が客として参加しました。
主菓子 亥の子餅 水本製
炉開きの時によく使用される亥の子餅。見た目より美味しいです。
この伝統ある菓子はその歴史は古く源氏物語の中にも登場する。(葵の巻)
中国では陰暦10月の亥の日亥の刻に餅を食べ無病息災を願った。このまじないとする俗信が日本にも入り
平安時代以来各地で繁栄を祈る関連した行事が行われているそうです。
干菓子 らくがん(通道)
有平(照葉)
らくがんは大徳寺の飛石を、有平はその下に落ちている紅葉した葉を表現しています。
この季節、金沢の畑では、かぶが大きくなっている頃。寄付の色紙は白かぶの絵でした。
濃茶席のお軸は無事是貴人・花は照葉に椿。
この日は朝から雨が降り続き足元の悪い日でしたが、一旦茶席に入ると中から見るお庭のドウダンツツジ、
もみじ、やまぼうしが異なった紅い色で染まり、しっとり雨に濡れ一層美しく映えておりました。
茶席ではカメラ撮影はご法度です。
菓子類は食べずに持ち帰りカメラに収めました。
寄り道、松魚亭での食事会。
2時に遅れた昼食です。鯛のかぶと煮、加賀野菜の金時草が入った酢の物等、美味し~。
松魚亭は高台にある和風レストランです。梅の橋、浅野川、大橋が眼下に広がり景色も最高でした。