一度畳として使用した畳表で裏側がきれいで、まだ使えるものを上敷作りに使用します。
今日は3人で上敷作りです。指導は高田、習う人は山田、喜多。
古表(ふるおもて)を2枚(きれいな方を表側にして)あわせ縁と下紙を用意し、一度通した針穴が出ないように仮止めする。
↑使用する道具たちです。左から、わたり、クリップ、えつけ針、手当て
↓縫い始めです(平刺し作業)
↓縁と下紙がずれない様にクリップでとめながら・・・
↓この様に縫っていきます
↓寸法通り幅が縫えているか道具「わたり」を使って調べます
↓喜多君は神妙に作業中・・・
途中、指導の高田さんからのアドバイス・・・
一方、山田さんは順調に片側縫い上げ。
↓先輩教えています。両方縫い終え下紙の収まりをよくする為に、紙と縁を押え中。
↓これは高田さんが縫っている上敷で先輩やっぱり早いです。
次は裏側へ進みます(返し縫い)
↓縁、下紙の長さを見てカット
そして、角と返しのしまつ。
↑ 縁をつけながら糸目が反対側に出ていないか時折返して見る。
縁付け終わり框(かまち)もとじ高田さん仕上がりでーす!
↓高田さん、作業しながら山田さんの指導をしています。
続いて、裏側へ。最初の縫い方を教えています。
山田さん指導されたとおり返し縫い開始。
↓写真奥に写っている高田さんは畳の機械を台にして黙々と針運び。一方手前にいる山田さん、足が疲れたかな??
いや~喜多君も頑張ったね~~。両方の縁付け終わり框をとじています。
2枚合せ上敷仕上がりました。2枚合せは厚みもあり持ち上げるとズッシリ重いです。
仕上がった上敷を持参して御堂に敷きました。
今回の上敷は先頃、寺院さまの茶室を表替しましたが、その時の古表で作りました。
敷いた上敷に座ってみましたが、板の上でも厚みがあるせいか膝下も痛くなく、なかなかいい感触で日頃は仕上がった製品を納めるだけで、じっくりと座った事が無かった私です。恥ずかしながら今日この良さを発見!
2枚合せの上敷、サイコーです!!
市販の既製品も上敷と呼びますが、これを2枚重ねても、手縫で厚みのある感触は出ないと思いますよ~。
これから夏を迎えますが、2枚合せ上敷はオススメです!!