森本商工会女性部の新春懇親会、今年の会場は地元の石屋さんです。
私どもの会社から車で10分程でしょうか、山あいにある温泉です。
深谷温泉といえばまずお湯がいい!
夕方5時現地集合。雪道であったが部員の皆様笑顔で集まる。
まず夕食前に入浴を。
湯の色は赤茶色(琥珀色とも)で感触はなめらかで肌がつるつるになりました。
深谷温泉の開湯は1200年、石屋さんは寛政元年(1789年)創業と伺っており今年で223年。
寛政は江戸時代の中頃でしょうか、加賀藩のお殿様も湯治(とうじ)に来られたと聞いております。
今回は鶏の間と鶉の間(続き間)が集合部屋で歴史が感じられる落ち着いた和室。
床の間は掛軸 松無古今色
花入 古銅
花 ねこやなぎ、胡蝶侘助
格子天井、年代ものの襖、間境の欄間等、伝統あるものが勢揃いし嬉しくなりました。
デジカメ持参すべきだったわ。と反省・・・
【年代ものの襖絵】
【襖の引手】
【鶏の間 ランマ】
【間境のランマ】
【小棚の引手】瓢箪がかわいいです。
夕食を頂いただいた広間から窓を開けると能舞台が見えました。その昔、加賀のお殿様はこの場所から
能をご覧になっていたのでしょうか・・・と。
【小雪降る中の能舞台】
温泉に入りゆっくりと外の雪景色を眺める・・・。最高に幸せ、感謝です。
帰り際、もう一度お部屋内をじっくり見る。
床の間の掛軸 「松に古今の色無し」
松は常緑樹で春夏秋冬、幾歳月を通じて常に青々としていて、その色を変える事はない。
私達部員皆の商売が変わる事なく繁栄する様にと、そして立春が過ぎもうそこまで春が来ているよ。
で、ねこやなぎ。華やかでちょっと遠慮ある女性を表現し、開花した胡蝶侘助かなあ・・・・
なんて自分勝手に思ったり。
社長様、奥様、スタッフ皆様のお心づかいありがとうございました。
今回、伝統あるすばらしいお部屋を使用させていただき本当に嬉しゅうございました。
嬉しさのあまり、本業の畳を見て来るのをうっかり忘れておりました(笑)