地域を知る研究講演会の3回目。
今回は森本地区で生まれ育った土木技師、八田 與一氏についてです。
お話は花園公民館 館長 古村 吉照さん。
公民館前が八田氏の生家です。
始めに日本土木学会作のCD『民衆の為に生きた日本が誇れる土木技師達3名』を見ながら説明を受ける。
パナマ運河を設計した青山 士氏。
越後平野の洪水、氾濫から民衆を救済した宮本 武之輔氏。
洪水、干ばつ、塩害による障害と水不足に困っていた台湾に烏山頭ダムを作った八田 與一氏らの功績を見る。
日本国内や地元金沢でも近年まで八田 與一氏の功績は余り知られていませんでした。
しかし台湾では戦前戦後の今日まで八田氏をず~っと神様の様に思っている。
そして日本人でただ一人現地で銅像が建てられている。
又彼は人種に関係なく皆平等に扱った事も高く評価されていると伺う。
彼は仏の前では皆平等の信念で、学生時代の教師には西田 幾太郎、後に東大教授となった広井氏が
台湾時代の上司であり、34才の若い才能と信念を信じる上司や嘉南の人達のお蔭でダムが完成したのだと感じた。
八田氏のたゆまぬ研究結果がその時代の背景、出会った人々の証しでもあっただろう。
今の自分は緊迫感や向上心もなく、研究する事もなく日頃ぼっさりしていることに反省。