現地見学会講座は鈴木大拙館と中村記念美術館です。
今回も参加者が多くA班、B班に分かれて1時半~学芸員の案内で見学が始まった。
ここは鈴木大拙館内の水鏡の庭です。
後ろに見えるのは本多の森。これから紅葉が始まると、とてもきれいな所です。
鈴木大拙館は3月におかみさん会で見学しているが、
今回は仏教哲学者 鈴木大拙と、宗教哲学者 柳 宗悦とのつながりに着目した展示であった。
柳 宗悦と言えば民芸を提唱し国内外に広く知られた人物と聞いているが
宗悦は学習院高等科において大拙から英語を学びそれが機縁で個人的だけでなく思想上においても
年齢の差をこえた交わりがあった事を知った。
大拙は自分の後を宗悦に託して行くつもりが教え子である宗悦が先に亡くなってしまい葬式の時
お別れの言葉を述べる大拙が泣き崩れたと学芸員より伺った。
前回も同感であったが、大拙館は時間を作ってゆっくり見学すべきと再認識した。